ホテル情報
ホテルのビジネスモデル
ホテルの収益モデルは多岐にわたります。ここでは、ホテルのビジネスモデルとその収入源についてご説明します。
主な収益モデル

ホテルの主な収益源は、「宿泊」「レストラン」「ブライダル」の3つです。
宿泊

宿泊料金による収入は、ホテルのビジネスモデルの最も基本的な部分になります。宿泊部門の収入を上げるためには、「客室稼働率」を上げ、客室にできるだけ空きを作らないことが大切です。満室にするために、ホテルでは次のような施策を行なっています。
- 新規顧客の獲得
- ホテル予約サイトへの掲載や広告出稿などによって、新たな顧客を獲得します。イベント時の利用を促進するため「クリスマス限定プラン」や「誕生日割引」などを実施するケースもあります。
- リピーターの獲得
- 新規顧客獲得以外に、宿泊した顧客にリピートしてもらうことも大事な要素です。そのために、宿泊者へメールマガジンやDMなどによる案内、チェックアウト時にクーポン発行などが行なわれています。
レストラン

多くのホテルでは、レストランを併設しています。他社ホテルとの差別化を図るため、夜景を見ながら食事を楽しめることや、有名シェフがいることなどを打ち出しているホテルもあります。宿泊をせず、レストランのみを利用することも可能です。飲食代が収入源となるだけでなく、ホテル全体のブランド価値を高めることができます。
ブライダル

ホテルには、チャペルなどのブライダル施設が併設されている場合や、宴会場をブライダル用に貸出している場合もあります。会場使用料や飲食代などの売上だけでなく、多くの人にホテルに足を運んでもらうことで、その後の宿泊やレストラン収入にもつなげられます。
その他の収益源

駅からのアクセスが良いホテルでは、会議室を貸し出しているケースもあります。
また、ホテル運営以外にも、フランチャイズ展開によるブランド使用料、施設のリースなどによる賃借料などの収入源があります。
ホテルチェーン

単館だけの営業ではなく、チェーン展開をしているホテルもあります。日本国内では鉄道会社、航空会社などによるチェーンホテルも多数存在します。交通機関や周辺の娯楽施設などの不動産事業と併せて展開されています。また、近年では外資系のホテルチェーン、海外の大手ホテルグループの日本進出店舗なども増えています。いずれも、大資本による経営、ブランド力、質の高いサービスで、安定した収益を上げています。日本で展開している、主なホテルチェーンをご紹介します。
日本企業
日本のホテルチェーンをご紹介します。
航空会社系
- JALホテルズ
- IHG ANAホテルズ
鉄道会社系
- JRホテルグループ(「JR東日本ホテルズ」など全国に展開)
- 小田急ホテルズアンドリゾーツ
シティホテル系
グローバル企業
海外のホテルチェーンをご紹介します。
- マンダリン・オリエンタルホテルグループ
- フォーシーズンズホテル