ホテル情報
ホテルのイベント部門とその仕事
ホテルの「イベント部門」とは、別名「宴会部門」と呼ばれる、ホテルで行なわれるイベントや宴会を担当する部署です。ホテルには、イベントホールや結婚式場、宴会場などが備わっていることも多いため、ホテルの売上の3分の1はイベント部門が持っているとも言われています。
ホテルで行なわれるイベント

ホテルで行なわれるイベントは「ブライダル」と「一般宴会」の2つに分かれます。
ブライダル
ホテルで結婚式を挙げてもらうことにより、遠方からの招待客の宿泊や、二次会でのレストラン使用など、その他の部門でも利益を生み出すことができます。また、ブライダルは1回の結婚式で多くの人にホテルの宣伝をするチャンスでもあります。そのため、ブライダルに力を入れているホテルが多いという特徴があります。また、結婚式を行なうイベント会場以外に、ブライダルのためのチャペル・花屋・美容院などをホテル内に備えていることもあります。
一般宴会
ブライダル以外のイベントはすべて「一般宴会」と呼ばれます。企業の会合・懇親会・表彰式、同窓会やお見合いパーティーがこれに含まれます。シティホテルは、駅からのアクセスが良いため、人を集めやすいというメリットがあります。そのため、企業の記者会見などがホテルで開催されることも少なくありません。
ホテルのイベント部門の仕事

ホテルのイベント部門は「宴会予約」「宴会セールス」「宴会サービス」の3つに分かれています。それぞれの仕事の内容を紹介します。
宴会予約
別の宴会とブッキングしないよう、予約管理を行なう部署です。ブライダルで「二次会も同ホテルのレストランで挙げたい」や「招待客を宿泊させたい」などの要望があった場合、その他の部門への予約や調整もします。
宴会セールス
宴会のセールスを行なうのが主な仕事です。ブライダルの場合は、式場見学やブライダルフェアにきた顧客にセールスを行ないます。ホテルにある設備の説明や、二次会の会場となるレストラン、レンタル衣装についてなど、顧客の様々な要望を聞き、提供できるサービスを提案します。また、一般宴会の場合は、企業や旅行会社の担当者やイベント幹事など様々な人がセールスの対象となります。
宴会サービス
ブライダル・一般宴会の当日に、料理や飲み物を利用者にサービスします。会場では、「キャプテン」と呼ばれる人が全体をまとめて、指示を出します。キャプテンの指令にしたがうことにより、ブライダルや一般宴会の進行に合わせた給仕ができます。