

10月に旅行をした際に宿泊した宿です。茨城を出発して秋田〜山形を巡る旅行を計画中に「人が多すぎる観光地じゃない温泉町に行きたい」と探していたところ、とっても素敵な場所を発見! 「小安峡大噴湯」というのですが、まさにそこから徒歩6分ほどの場所にあるのがこちらの「多郎兵衛旅館」です。 「小安峡大噴湯」を散策後に宿へチェックイン。今の当主で十二代を数えるという歴史ある宿は昔ながらの旅館といった趣でどこか懐かしささえ感じます。 お風呂は、大浴場の他に男女入れ替え制の風の湯と陶喜の湯(ともに洗い場はありません)、冬季には閉鎖してしまう離れの三宝の湯、貸し切り風呂の子宝の湯があります。まずは夕飯前に1回、食後の寝る前に1回、朝1回と1泊でも3回は温泉に入る私。これは楽しめそうですね。 最初に大浴場へ行ってみましたが、樹齢100年の全長50mの秋田杉を使用した梁と熊本の阿蘇産の石を敷石にして、窓はアーチ窓というこだわり。お湯はちょうどいい湯加減で思わず長湯してしまいます。 そして温泉と同じくらい大事なのがお食事。過去の旅行ではお食事が残念な宿があったりしたので期待しすぎないようにしていたのですが、いゃ〜すばらしい!品数が多いのに一品一品丁寧に調理されていて味付けも私好み。これがすべて女将さんの手作りっていうのですからビックリですよ。地元の食材を多く使用しているのでより一層旅行気分があがります。こうなると朝食も期待しちゃいますが、大いに期待してOKです!本当にどれもこれも美味しくて朝から食べ過ぎました。 夕食の後はお腹が落ち着いてから2回目の温泉へ。ツレは食べ過ぎで眠くなってしまったので私一人で離れの三宝の湯へいきました。敷地内とはいえ一人で外の暗がりを歩くのは怖かったのですが、通路の階段が程よい明るさでライトアップされていてとっても幻想的。脱衣所からしてレトロな雰囲気の三宝の湯には誰もおらず貸し切り状態で、心ゆくまで温泉を楽しむことができました。 もちろん翌日の朝食後も温泉に行きましたが、入りたかった露天風呂の風の湯が男性の時間帯だったので2度目の大浴場で最後の温泉を満喫しました。 温泉よし、お料理よしで大満足の旅館ですよ!!