江戸時代から続く老舗旅館です。
湯河原の街は、昔ながらの街並みがそのまま残っています。古くから湯治場として栄え、様々な文人墨客が逗留したことで有名です。上野屋は江戸の頃よりはじまり、水戸光圀公も湯治に訪れたと伝えられる歴史ある温泉旅館です。登録有形文化財の宿としても有名です。3棟文化財として登録されており、建物は、昭和五年築木造四階建ての本館、大正十二年築の別館、昭和十一年頃築、玄関棟になります。いずれも平成二十二年一月十五日に、国の有形文化財として登録されました。現代にあわせて改修も加えながら、大切に守ってきた歴史ある旅館です。玄関を入りますと、足湯休憩処、宴会場、談話室があります。温泉は、貸切露天風呂 、入替制内風呂、天空の足湯があります。当館は敷地内から湧出する自家源泉を持っています。泉質はナトリウム・カルシウム、塩化物・硫酸塩泉になります。清らかに澄んで肌触りもよく、まろやかに身体をつつみ込み癒してくれます。食塩泉になりますので、温熱、保温効果に優れ、身体をよく温めて新陳代謝を早め、傷や手術後の回復を促してくれるそうです。さらに鎮静効果があり美肌効果もあるそうです。昔から「傷の湯」と称されています。お薦めは、入替制内風呂 「六瓢の湯」になります。源泉井戸から湧き出る、新鮮で豊富な天然温泉です。六瓢は無病に通じ、無病息災を願って名付けられたそうです。御影石風呂と桧風呂の趣の異なる2つのお風呂が朝夕入替制で利用出来ます。天然温泉100%の為、塩素等の薬品による消毒も一切無いので、安心して利用出来ます。休憩読書湯上り処もあります。ホッとした心和む居心地、昭和初期に造られた客室を改築し、レトロ感覚で楽しめます。窓からは、季節感ある自然の四季彩を楽しめます。天空足湯「仄幸の湯」もお薦めで満点の星空を楽しめます。料理は会席料理になります。毎月献立が変わるそうで、その時期の美味しいものを、味わう事が出来ます。食事場所は基本お食事処、有料でお部屋食を選ぶ事も出来ます。料理も美味しく、歴史を感じる湯河原屈指の旅館です。