ゆっくりすごせる宿
兵庫県の北部にある、静かな山あいの名泉、湯村温泉。吉永小百合さんが演じられた夢千代日記で有名で、また100度近い源泉で知られる、荒湯のゆでたまごでも有名なこの温泉にある、湧泉の宿 ゆあむ。ゆっくり過ごせる和モダンなインテリアの空間がなかなか良かったです。駐車場から、宿のフロントに行くまでに、川を渡りながらの廊下があったりで、雰囲気もいいです。温泉は何と言っても名泉。少しヌルッとした泉質は肌に良さそう。源泉は高温なので、温度調整をしてますが、いい感じの湯加減と泉質。大浴場は2つあり、川のせせらぎを聴きながらの露天風呂やゆっくりと寛ぐ浴場空間も、秀逸。朝と夜で男湯と女湯が入れ替わり、2つの温泉を堪能できます。湯上がりには、休憩エリアで、美味しいお茶も数種類用意されており、どのお茶もたいへん美味しかったです。今回泊まった客室も和モダンのインテリアでいい雰囲気。ベッドも低めで和室にあったスタイルを採用されてました。広く感じる客室でした。夕食は多彩なバリエーションで、ボリューム満点の香住カニの焼き物、但馬牛の網焼き、大皿で出てくる山海の幸の創作料理なとなど。また食器類もなかなかお洒落で、食欲をそそります。お酒、特に日本酒の種類が豊富でいろいろな日本酒をいただきました。お腹いっぱいでほろ酔い加減になります。朝食もまたなかなか凝ったメニューで、新鮮なたまごかけご飯や、種類が豊富なせいろむし、デザートにきな粉フレーバーのプリンなど、朝からお腹いっぱいになります。そして食後の朝風呂タイム。天気が良かったせいもあり、露天風呂ではほんと気持ち良く入浴。鳥のさえずりと川のせせらぎの音を聞きながらの超リラックスできる時間を過ごせました。都会の喧騒から離れてゆっくりとした時間と美味しいグルメと名泉。いい宿に出会い、良かったです。車なら、関西圏からゆっくりドライブしながらでも2、3時間で行ける温泉地です。観光地も周辺に多くて、いいですね。