奈良ホテル
奈良ホテルは、奈良市高畑町にあります。JR奈良駅もしくは、近鉄奈良駅から天理行きのバスで奈良ホテルバス停でおります。あるいは、近鉄奈良駅より徒歩でも約15分、タクシーなら約5分ほどで着きます。
奈良ホテルは、とても歴史の古いホテルです。
1909年に、関西の迎賓館として創業したそうです。奈良ホテルは、和洋折衷様式を採用、周囲の景観との調和した見事な建物です。
迎賓館ですので、奈良ホテルを訪れた世界的著名人はたくさんいます。エドワード英国皇太子、アルベルト・アインシュタイン、ヘレンケラー女史、たくさん訪問されています。奈良ホテルにある調度品には、明治時代のクラッシクな雰囲気が感じられ、まるで美術館にいるようです。奈良ホテルのロビーの奥には、大階段があり、それはとても重厚な雰囲気がする赤いじゅうたんの大階段になっています。削り出しの手すりも、流れるような美しいラインは綺麗です。
また、鳥居とダンロップの組み合わせがおもしろいこの調度品は、日本とドイツの和洋折衷様式で建てられた奈良ホテルを象徴するもので、ここに、辰野金吾の設計思想が凝縮されていると言われています。マントルピースはほとんどの本館客室に備わり、大正初期までは実際に使用されていたそうです。
また、アインシュタイン博士が1922 年(大正11 年)に滞在された際に弾かれた、脚部に鉄道省の動輪マークが施されたピアノがあります。そして、和風シャンデリアも素敵です。釣燈籠を模した珍しい和風のシャンデリアです。非常に重厚感のあるこのシャンデリアは、梁に直接固定されています。そして、私の奈良ホテルのお勧めは、ラウンジで食べるケーキセットです。クラシックホテルならではのスイーツ、アップルパイが私のお勧めです。たっぷりのりんごと、ほのかに香るシナモンの風味は、とても美味しいです。また、1カットが大きくとても食べ応えがありました。天井まで届く窓から、四季折々の風景や古都の景観を楽しむことができるのも魅力だと思います。奈良ホテルは、クラッシクな素敵な雰囲気があり、時々、訪れたくなるホテルです。